2017年11月22日水曜日

シニアの自己破産 増加

先日、とあるニュースで、シニアの自己破産が増加しているという話を聞きました。
2016年の自己破産の件数が6万4000件を超え、13年ぶりに増加に転じたそうです。

とくに大きな原因と考えられるのが、銀行貸付に総量規制がかからないことです。
総量規制とは、個人の借入総額を年収の3分の1まで制限するもので過剰貸付を防止できるのですが、ここに銀行のローンは入らないのです。
銀行も貸し倒れになれば困るわけですが、グループ会社の消費者金融が保証してくれるため、貸し倒れのリスクはないし、消費者金融の方も保証料収入が入るので、どちらの懐も温かくなる、という仕組みになってます。

これは非常に問題で、司法書士業界でも銀行の貸付も規制対象にすべきたという運動をしているところです。

当事務所でも、なんでこんなに借り入れがある人がさらに銀行の貸し付けを受けられたの?!という相談者が多数います。結果、自己破産という残念な結末を迎えます。

なんとしてもこの流れを止めたいです。

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